【時を重ねたルビーリングと、その物語にそっと触れる査定を】

このたびお持ち込みいただいたのは、大粒のルビーを主石に、2.0カラットのメレダイヤが添えられたプラチナのリングでした。華やかさと気品を兼ね備えた、存在感のある一点です。

拝見すると、ルビーにはわずかな欠けが見られました。拡大鏡を通して気づくような繊細なもので、長い年月を共にしてきた証とも感じられました。大切な場面や日々の暮らしの中で、様々な時間を過ごしてきたからこその美しさが、そこにはあります。

宝石の評価では、傷や欠け、透明度、色合い、カットなど多くの要素が関わります。今回のルビーでは、このわずかな欠けが価格に影響した一因ではありますが、それもまた、そのお品が歩んできた物語の一部です。

当店では、そうした“時間の痕跡”を単なる減点材料とせず、その背景や想いに寄り添う姿勢で査定を行っております。私たちにとって査定とは、品物だけでなく、お持ちくださる方のお気持ちに耳を傾ける時間でもあります。

使わなくなった今でも、そのジュエリーには確かな価値があります。そしてそれは、数字だけでは測れない重みをもっています。

査定は無料、ご相談だけでも構いません。思い出の詰まったお品を、丁寧に、心を込めて拝見いたします。どうぞ安心してお越しください。