金のお手入れ方法| 18金のお手入れ方法・磨き方と黒ずみが発生する原因
「持っている金製品が黒ずんでしまった」「きれいにする方法が知りたい」とお悩みの方へ向けて、金製品の磨き方と黒ずみが発生する原因を解説します。本記事を読めばお手持ちの金製品のお手入れ方法が分かり、きれいな状態を保つことができるでしょう。
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金のネックレスなどのアクセサリーは、使っているうちに黒ずんだり錆びたりしてしまいます。「黒ずみを綺麗にしたい」「きれいな状態を長続きさせたい」このようなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は金が黒ずむ原因やきれいにする方法、メンテナンスの注意点を解説します。本記事をお読みいただければメンテナンスのコツが分かり、お気に入りのアクセサリーを長く愛用できるはずです。ぜひ参考にしてください。
金が黒ずむ原因
金が黒ずむ原因は、18金などの合金に混ざる他の金属の酸化です。金自体は基本的に酸化することはありません。合金に混ざっている金属は以下のようなものに反応し、黒ずみやサビを引き起こしてしまいます。
- 空気
- 汗や皮脂
- 温泉
- 化粧品
特にアクセサリーは肌に直接触れるため、汗や皮脂、空気などを避けることは難しいでしょう。この後の見出しにて、普段のメンテナンスや黒ずんでしまった際のお手入れ方法を詳しく解説します。
金のアクセサリーをきれいに磨く3つの方法
金のアクセサリーが黒ずんだり錆びたりしてしまった際には、クロスや中性洗剤などを利用してきれいに磨くことが可能です。以下の3つの方法をそれぞれ解説します。
1:ジュエリークロスで磨く
1つ目はジュエリークロスで磨く方法です。アクセサリーに付着した汗や皮脂などの汚れを拭き取ります。このとき、クロスは研磨剤が入っていない柔らかいものを選びましょう。金は柔らかいため、研磨剤が入っていると傷がついてしまうので要注意です。
2:中性洗剤でつけ置き
2つ目は中性洗剤でつけ置きする方法です。クロスで拭くだけでは落としきれない汚れを、洗剤でつけ置きすることで落とします。手順は以下の通りです。
- ぬるま湯に中性洗剤を少量溶かす
- アクセサリーを15〜30分程度つけ置きする
- 水ですすぎ、水分をクロスで拭き取る
どうしても汚れが落ちない場合は、2の工程で柔らかいブラシなどで汚れを落としてください。ただし先ほどもお伝えしたように、金は傷つきやすいので注意しましょう。
また、アクセサリーによっては、中性洗剤で宝石を傷めてしまう可能性があります。例えば、エメラルドや真珠などはおすすめできません。宝石が付いている製品は事前に洗剤との相性をよく確認してください。
3:ジュエリーショップでお手入れしてもらう
3つ目はジュエリーショップでお手入れしてもらう方法です。剥がれやすい金メッキのアクセサリーや傷みが心配な宝石が合わさったアクセサリーは、プロに任せる方が安心です。
アクセサリーのクリーニングや修理をしている専門店もあります。超音波洗浄機などの機器もあり、自宅ではできない高度なメンテナンスが可能です。購入した店舗やお近くの専門店で相談してみるといいでしょう。
金のアクセサリーをメンテナンスする際の注意点
金のアクセサリーをメンテナンスする際には、傷がついてしまったり宝石が傷んでしまったりする可能性もあります。大切なアクセサリーを傷つけないためには、以下のようなポイントに注意が必要です。それぞれ詳しく解説します。
歯磨き粉は使用しない
1つ目の注意点は、歯磨き粉を使用しないことです。先ほどもお伝えしたように、金は柔らかく傷が付きやすい素材です。そのため、歯磨き粉の研磨剤でも傷がついてしまいます。
一見すると汚れが落ちそうな歯磨き粉ですが、金製品に使うとダメージを与えてしまうので気をつけましょう。
強い摩擦を与えない
2つ目の注意点は強い摩擦を与えないことです。特に金メッキの製品は強い摩擦を与えると剥がれてしまいます。汚れを落とすために強く擦ったり、研磨剤の入ったクロスなどで拭いたりしないようにしてください。
ついている宝石の扱いに気をつける
3つ目は、アクセサリーについている宝石の扱いに気をつけることです。金製のネックレスや指輪などに宝石がついている場合は、宝石へのダメージにも配慮してメンテナンスを行う必要があります。
例えばエメラルドや真珠は、中性洗剤のつけ置きなどはおすすめできません。特に真珠は水に弱いので、要注意です。宝石がついている場合は、特性も併せて確認してからメンテナンスしましょう。
金製品を美しく保つポイント
買ったばかりの金製品やお手入れして綺麗になった金製品を、美しく保ち続けたいとお考えの方もいるでしょう。ここでは、金製品を美しく保つためのポイントを解説します。それぞれ見ていきましょう。
使い終わったらクロスで拭く
1つ目のポイントは、使い終わったらクロスで拭くことです。1日身につけたアクセサリーには汗や皮脂、化粧品などの汚れが付着しています。
このような汚れを放置してしまうと酸化や変色の原因となってしまいます。使い終わったら、外す際に汚れを拭き取る習慣をつけましょう。
個別に保管する
2つ目のポイントは、個別に保管することです。金製品は空気や他の金属と反応して変色することもあります。
アクセサリーをまとめて保管する際にもひとつずつ小さなジップタイプの袋に入れるのがおすすめです。個別に保管すれば金属の反応を防ぐだけでなく、ネックレスなどの絡まりも防げます。
入浴や海水浴の際には外す
3つ目のポイントは、入浴や海水浴の際には外すことです。金製品は温泉や海水にも反応して変色してしまいます。このような場面では、大切なアクセサリーは外して保管するようにしてください。
身近な化学物質にも注意する
4つ目のポイントは、身近な化学物質にも注意することです。例えば、以下のような製品には気をつける必要があります。
- メイク用品
- 漂白剤
- 洗剤
- 香水
アクセサリーを身につける際は、先にヘアメイクを済ませてなるべく最後に身につけるようにしましょう。また、水や洗剤に弱い製品もあるので手を洗う際にも外しておくと安心です。
使わない金のアクセサリーは売却もおすすめ
お手持ちの金製品の中には、変形してしまったりデザインが古かったりして使用していない製品もあるのではないでしょうか。使わない金製品は売却してしまうのもひとつの手段です。
キングラムではご不要の金製品の買取りしています。例えば、以下のような状態でも買取可能です。
- デザインが古いアクセサリー
- 片方しかないピアス
- 切れてしまったネックレス
目利きの査定士がお持ちいただいた品物の価値を鑑定し、適正価格で買取りしますので、ぜひ活用をご検討ください。
まとめ
金製品は酸化してしまう前に、こまめにメンテナンスすることで綺麗な状態をキープできます。とはいえ、間違った方法でお手入れしてしまうと傷みに繋がってしまいます。
お手入れ前には宝石や製品の特性を確認することが大切です。今回ご紹介した内容を参考に、大切な金製品を正しい方法でメンテナンスして長く愛用しましょう。