金かどうかを調べる6つの方法|簡単な見分け方や比重の計算について解説

2023.01.26

金かどうかを調べる6つの方法|簡単な見分け方や比重の計算について解説

「金のアクセサリーを持っているけど、本物の金なのかな?」「金なのか調べる方法が知りたい」このようなお悩みをお持ちの方へ向けて、金かどうか調べる方法を6つ紹介します。本記事を参考に、お手持ちの金製品が本当に金かどうか調べてみましょう。

 
目次

金は希少価値が高く、アクセサリーの素材としても人気があります。しかし、金の純度やメッキ加工などを偽って販売している例も少なくありません。「自分が持っている金製品は本当に金なのかな?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、金製品の偽物の特徴や金かどうか見分けるための方法を詳しく解説します。ぜひ本記事を参考に、お手持ちの金製品を調べてみてください。

金製品の偽物の特徴

偽物の金製品は、メッキなどの加工や純度を偽って販売しています。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

金メッキや金張り製品を金製品と偽っている

1つ目は金メッキや金張りの製品を本物の金と偽って販売している事例です。通常メッキ製品には「GP」「GF」などの刻印がつきます。例えば「K18GP」という刻印は、K18のメッキが施されているという意味です。

しかし「K18GP」の金メッキ製品にも関わらず「K18」と偽って表記しているケースがあります。表面的には金なのでひと目見るだけだと分かりづらいですが、メッキなので使われている金は少量です。もちろん、価値も大きく異なります。

金の純度を偽っている

2つ目は金の純度を偽って実際の純度と異なる刻印で販売している事例です。例えば、K10の製品にK18と刻印して販売するなどがあります。

K18は純度が75%、K10は純度が42%と金の使用量が大きく異なります。日頃から見慣れていないと金の純度をひと目で見分けるのは難しく、自分では判断できない可能性があるでしょう。

金が本物かどうか調べる6つの方法

金が本物かどうか調べる6つの方法

先ほど説明したように、金製品には純度や加工を偽った製品があります。「持っている金製品は本物なのかな」と気になった方もいるでしょう。ここでは、金が本物か見分ける方法を6つ紹介します。

複数の方法を組み合わせるとより正確です。ただし、方法によっては製品を痛めつける可能性もあるので注意して行ってください。

1:刻印をみる

1つ目の方法は刻印を見ることです。刻印は金製品の純度を示す重要なもので、日本では24分率、海外では1,000分率が使われています。

24分率のKは「カラット」を表したものです。「K24」「K18」などと刻印されています。一方、海外で使われている1,000分率ではK18なら「750」と表記されます。

ただし先ほどもお伝えしたように、刻印自体を偽っているケースもあります。そのため、別の方法も併せて試してみるといいでしょう。

2:磁石にくっつくかどうか確認

2つ目の方法は、磁石にくっつくかどうか確認する方法です。金は磁石にくっつかないので、磁石にくっついた場合は純度が低くメッキ製品や純度が低い製品の可能性が高いです。

しかし金以外にも、銀や銅も磁石にはくっつきません。銀・銅にメッキ加工が施されている場合は見分けられないので要注意です。

3:色味を確認する

3つ目は色味を確認することです。製品によっては、明らかに色味が異なる場合もあります。例えば、純金は黄金色ですが、他の金属が混ざると色味が明るくなり黄金とは異なる色味になるのです。

金の純度によっては黒ずんだり変色したりする場合もありますが、少しでも色味に違和感を持ったら、ぜひ他の方法も使って調べてみてください。

4:剥がれがないか見る

4つ目の方法は剥がれがないか見ることです。K18などの表記がついているにも関わらず剥がれが見つかったら要注意です。通常、メッキ製品には「GP」などの加工を示す刻印が施されています。

「K18GP」などメッキ加工に関する表記がないのに剥がれが見つかった場合は、金ではない可能性が高いでしょう。

5:比重を調べる

5つ目の方法は比重を調べることです。比重とは体積あたりの重量のことで、金属ごとにそれぞれ異なります。専門業者の場合は「比重計」という専用の計測器を使いますが、ご家庭でも水を使った比重の計算が可能です。

具体的には、以下のような方法で計測します。

  1. 計量カップなどメモリがついたカップを用意する
  2. 対象の「金製品の重さ」を測る
  3. カップの中に金製品を沈める
  4. 「増えた分の水」を測る
  5. 「金製品の重さ÷増えた水の堆積」で比重を算出する

例えば純金なら比重は「19.13〜19.51」の範囲内になります。ただし、宝石や真珠などの異素材がついている製品では、正確に比重を計算できないので注意しましょう。

6:試金石で調べる

6つ目の方法は試金石で調べる方法です。試金石は調べたい金製品を擦りつけて、石についた跡をみて金かどうか判断します。

調べる際は、金製品を擦り付けた部分に硝酸をたらします。純度の高い金は硝酸では溶けないので跡が消えません。跡が消えてしまったら、金ではない可能性もあります。

ただし、品物に傷が付く点には注意が必要です。傷つけたくないアクセサリーなどでは他の方法を使いましょう。

金製品は刻印がないと買取りできない?

金かどうか調べる際に「刻印」は重要なポイントです。買取業者によっては、刻印がないと買取りできない場合もあります。しかし、購入してから年数が経過したアクセサリーなど、刻印が消えてしまったケースもあるでしょう。

キングラムでは刻印がない場合でも、お持ちいただいた金製品が本物かどうか調べます。鑑定に時間がかかる可能性がありますが、気になる方はお気軽にご相談ください。

金かどうか分からないときは専門業者で鑑定を

金かどうか分からないときは専門業者で鑑定をここまで金かどうか調べる方法をそれぞれ解説してきました。しかし「金なのか判断しきれない」「大切なアクセサリーに傷をつけないか心配」とお考えの方もいるでしょう。どうしても金かわからない時には専門業者で鑑定することがおすすめです。

ブランド品買取のキングラムでは、経験豊富な査定士がお手持ちの品を金がどうか正確に鑑定します。金かメッキかわからないものや、壊れていたり部品を紛失してしまったりしたアクセサリーでも鑑定可能です。

例えば以下のような製品を鑑定・買取りいたします。

  • ペンダントトップ
  • 片耳のみのイヤリング
  • 切れたネックレス
  • 古いデザインの指輪
  • インゴット

もちろん、その場で売却しなくても大丈夫です。ぜひお手持ちの金製品の鑑定は、キングラムへご相談ください。

まとめ

今回は金かどうか調べる方法を解説しました。金は色味を見たり磁石にくっつけたりといった方法で簡単に調べることができます。今回ご紹介した方法を参考にすれば、お手持ちの金製品を調べられるでしょう。

ただし、方法によっては確実に鑑定できない場合もあります。そのような時にはぜひキングラムへお持ちください。目利きの査定士が金かどうか鑑定いたします。