金のインゴットとは?定義や刻印の意味、売る時の注意点
「金のインゴットってどんなもの?」「刻印にはどんな意味があるの?」と疑問をお持ちの方へ向けて、金のインゴットの定義や国際ブランド、刻印の意味などを詳しく解説します。本記事を読めばインゴットの概要が分かり、購入や売却を検討できるでしょう。
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金はジュエリーなどで楽しむだけでなく、資産としても根強い人気があります。中でも「金のインゴットってどんな種類があるの?」「刻印の意味がよくわからない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、金インゴットの定義や取引の際の国際公式ブランド、インゴットの刻印まで幅広く解説します。本記事を読めばインゴットに関する知識が幅広く身につきますので、ぜひ参考にしてください。
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金インゴットの定義とは
金インゴットとは、金属を型に流し込んで固めたもので、資産として保有することを目的としたものです。保有しやすいようグラムごとにバー状に固められています。
また、金インゴットと似たものに「地金」がありますが、こちらはアクセサリーや置物、金杯、小判などの「素材」のことを指します。
インゴット扱いになるものは金だけではない
インゴット扱いになるのは金だけではありません。銀・プラチナ・パラジウムにもインゴットがあります。ここでは、インゴット扱いになる金属に関して詳しく解説します。
金
金はインゴットとして最も一般的で「金の延べ棒」のイメージをお持ちの方もいるでしょう。金は量が限られており、希少性が高いので無価値になる心配がありません。
また、金の価値は株や債券とは異なり世界共通です。このような観点から、安定した資産として資産家にも人気となっています。
銀
銀は金と比較すると安価で、初めてでも気軽に購入できる商品です。ただし、市場に出回る量は少なく、市場自体は大きくありません。主な需要は半導体などの工業分野で、需要の6割を占めています。
プラチナ
プラチナは金よりも希少価値の高い金属です。ジュエリー用としても人気ですが、工業用としての利用が最も多く、自動車の部品として使われています。そのため、自動車の売れ行きや世界の経済情勢にあわせて値段が変動する傾向があるのが特徴です。
パラジウム
パラジウムは自動車の部品やジュエリーの割り金、銀歯として活用されている金属です。あまり馴染みがないかもしれませんが、身近にも存在しています。希少性が高く、取引量も少ないのが特徴です。
主な金の公式国際ブランド
金には公式国際ブランドがあります。これは国内唯一の公設貴金属市場である「東京取引所」が定めた指定ブランドです。国内でも海外でも信頼されているブランドなので、問題なく取引できます。
金の国際公式ブランドは数多くありますが、一例は以下の通りです。
- 田中貴金属工業
- 徳力本店
- 石福金属興業
- 日本マテリアル
- 松田産業
- 三菱マテリアル
- 日鉱金属
上記のブランドはいずれも安心して購入・売却を行えます。海外でも同じく公式国際ブランドがいくつかあります。購入の際はよく確認しましょう。
金インゴットの重量
インゴットにはさまざまな大きさがあり、次の10種類に分かれています「1g・5g・10g・20g・50g・100g・200g・300g・500g・1Kg」。
販売している大きさはブランドによっても異なり、例えば三菱マテリアルでは「5g、10g、20g、100g、500g、1Kg」が販売中です。
金インゴットの刻印の意味
インゴットには必ずそのインゴットの情報を示す刻印が刻まれています。刻印の一例は以下の通りです。
- 金塊番号
- 素材表示
- ブランド
- 品位(純度)
- シリアルナンバー
メーカーによっても刻印の種類は異なりますが、一般的に国際ブランドのインゴットには記載されています。
このような刻印が擦れてしまったり、傷がついたりして判別できないと買取に影響することもあるので、インゴットの保管は慎重に行ってください。
金インゴットの売り方と注意点
平成28年に施行された犯罪収益防止法により、インゴットの購入に本人確認書類が必要になりました。ここでは、インゴットの売り方や注意点に関して解説します。
取引額が1回200万円を超える場合は本人確認書類が必要
インゴットの売却が1回200万円を超える場合は本人確認書類が必要です。平成28年に施行された犯罪収益防止法により新たに本人確認書類が必要になりました。必要な身分証の種類は買取先によっても異なるので、事前に調べてから売却しましょう。
キングラムの場合は以下の2点をご提示いただいています。
- 顔写真付きの身分証1点
- 顔写真がない身分証1点+名前と住所がわかる公的な確認書類2点(主に健康保険+本人の住民票、本人名義の公共金の領収書6か月以内のもの)
事前に慌てないよう、売却する前に用意しておきましょう。
金インゴットの売却には税金がかかる
インゴットは売却にも税金がかかります。利益を得ようと売却した際にも、得た利益を全てもらえるわけではありません。予想よりも多くの税金がかかることもあるので、売却は慎重に検討してください。
売却は買取業者でも可能
インゴットは購入時のメーカーで売却するほか、買取業者にお持ちいただいての売却も可能です。メーカーによっては手数料がかかることもあるので、売却前によく比較することが大切です。
キングラムでは、金インゴットの中でも「国際公式ブランドのグッドデリバリーバー」の買取を承っています。またインゴットとは異なりますが、状態がいいメイプルリーフ金貨やウィーン金貨なども買取可能です。また、キングラムでは売却時の手数料がかからない点もメリットです。
インゴットをお持ちいただく際には、一度ご来店の店舗へお電話ください。情勢やインゴットのブランドによっては買取が不可能となってしまう可能性もあります。その都度確認しますので、インゴットや金貨の売却を検討している場合はお気軽にご相談ください。
まとめ
今回はインゴットの種類や刻印、売却方法に関して解説しました。今回ご紹介したように、インゴットは安定した資産として長きに渡り信頼されてきました。
大きさも1gから気軽に購入できるので、興味を持った方は購入を検討してみるといいでしょう。購入の際には公式国際ブランドや刻印をよく確認してください。
また、インゴットの売却をご検討の方は、ぜひキングラムにご相談ください。キングラムでは経験豊富な査定士がお持ちいただいたインゴットを鑑定し、適正価格で買取りいたします。