ロレックスには購入制限がある!対象モデルと疑問点を徹底解説

2023.01.26

ロレックスには購入制限がある!対象モデルと疑問点を徹底解説

「ロレックスの購入制限って何?」「どうして購入制限があるの?」と疑問をお持ちの方へ向けて、購入制限の概要と対象モデルに関して詳しく解説します。本記事を通して購入制限を理解し、お目当てのロレックス製品の購入にお役立てください。

 
目次

国内正規販売店では2019年よりロレックスの一部モデルに購入制限が設けられ、入手しづらい状況が続いています。ロレックスの時計を購入したい方の中には「購入制限の対象や概要がよくわからない。なぜ購入制限があるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ロレックスの購入制限の内容や対象製品、購入に関する疑問を詳しく解説します。本記事を読むことで購入制限の対象モデルや概要が理解できるでしょう。ぜひ本記事をロレックス製品の購入にお役立てください。

ロレックスの購入制限とは

国内のロレックス正規販売店は、2019年11月より一部の人気モデルに対して購入制限を設けました。この制限に関して日本ロレックス本社は無関係で、正規販売店が独自に行っている取り組みです。

具体的には、以下のような制限が設けられています。

  • 対象モデル購入の際には顔写真付きの身分証明書を提示
  • 対象モデルは1人1点まで購入可能
  • 購入した製品と同一のモデルは5年間買えない
  • 対象モデル購入後は他の対象モデルも1年間買えない

購入制限は対象モデル以外の製品には適用されません。対象外のモデルに関しては、身分証明書の提示なしで、在庫があれば複数回購入することが可能です。

ロレックスの購入制限の対象モデル

ロレックスの購入制限の対象モデル

ロレックスの購入制限の対象はメンズのオイスタースチール製のモデルで、コンビや金無垢製は対象外です。対象モデルは予告なく変更されることもあり、今後も対象モデルが増える可能性もあります。

モデル 品番
デイトナ 116500LN
サブマリーナ 124060
サブマリーナデイト 126610LV、126610LN
シードゥエラー 126600
ロレックスディープシー 126660、136660
GMTマスターⅡ 126720VTNR、126710BLNR、126710BLRO
エクスプローラー 124270
エクスプローラーⅡ 226570
エアキング 126900

これらの対象モデルは「スポーツウォッチ(プロッフェッシショナルウォッチ)」というタイプの製品です。カジュアルなデザインと高い機能性で人気を博しています。

例えば、ダイバーズウォッチである「サブマリーナ」は水深300mまでの防水機能を備えています。ディスプレイには夜光塗料の「クロマライト」が使用されているため、暗闇でも視認性が高い点も実用的です。

ロレックスはなぜ購入を制限されている?

国内のロレックス正規販売店が購入制限を設けているのは「転売対策強化」や「多くの購入希望者に製品を届けるため」と言われています。それぞれ詳しく解説します。

転売対策の強化

1つ目の理由は、転売対策の強化です。ロレックスは需要に対して生産数が少ない状態が続いています。中には「定価より高くてもいいから購入したい」という方もいるでしょう。

そのような方をターゲットに転売目的でロレックスを購入する転売者もおり、人気モデルは100万円以上の利益を生み出すこともあります。しかし、転売が横行すると本当に欲しい方に製品が届かなくなってしまう点が問題です。

国内のロレックス正規店はこのような転売を防ぎ、本当に欲しい方へ製品が届くように購入制限を設けています。

より多くの購入希望者に製品を届けるため

2つ目の理由は、より多くの購入希望者に製品を届けるためです。先ほどもお伝えしたように、ロレックスは需要に対して供給が追いついていません。実際にロレックスの公式サイトにも以下のような説明が掲載されています。

「すべてのロレックス ウォッチは優れた品質を確保するために、細心の注意を払い手作業で組立てられています。高い水準を維持するため、製造量は限られており、時には需要が供給を上回ることがあります。」

1人の方が複数のモデルを購入してしまうと、その他多くの希望者は購入できません。そのため、国内正規店では購入数や購入する頻度に制限を設けているのです。

ロレックスの購入制限に関するQ&A

ロレックスの購入制限に関するQ&A

ロレックスの購入制限に関しては公式の情報が少なく、これから購入する方にとっては疑問も多いでしょう。ここでは、ロレックスの購入制限に関する疑問にお答えします。それぞれ見ていきましょう。

別の店舗なら対象モデルを購入できる?

国内のロレックス正規販売店間では、対象モデルの購入履歴を保存・共有しているため別の店舗でも期間内は購入できません。

例えば、ある店舗でデイトナを購入した後に「サブマリーナも欲しい」と思い別店舗に出向いても、購入は不可能です。購入履歴の照会後、店舗側に断られてしまうでしょう。対象モデルを買う際には、5年間の制限を考慮した上で欲しい時計を選ぶ必要があります。

海外でも購入制限はある?

ロレックスの購入制限は海外では行われていません。購入制限は国内のロレックス正規販売店が独自に行っており、ロレックス本社は無関係です。

そのため、海外では制限なく購入可能です。しかし世界的に人気のブランドなので、海外においてもロレックスの時計を入手するのは難しいでしょう。

在庫確認はできる?

ロレックスの公式サイトでは「お近くのロレックス正規品販売店にお問い合わせください。」と記載されていますが、電話などでの在庫確認や取り置きは難しいでしょう。

難しいと考えられる理由は以下の通りです。

  • 購入希望者が多い
  • 対象モデル購入時に身分証明書が必要
  • 転売対策を強化しているため

あらかじめ在庫を確認できれば、店舗に出向く手間が省けて効率的です。しかし、上記のような理由から、購入には店舗へ出向いて店員に信頼してもらうことが大切だと考えられます。そのため、地道に店舗へ足を運ぶのが最も確実でしょう。

対象外の製品も身分証明書の提示が必要?

購入制限の対象外の製品は、身分証明書の提示なしでも購入可能です。例えば購入制限の対象外であるクラシックウォッチ(ドレスウォッチ)は、在庫があれば身分証明書なしで購入できます

まとめ

ロレックスの需要と供給のバランスはしばらく変わることがなく、購入制限はまだ続くでしょう。また、今後さらに制限が拡大する可能性もあります。購入制限が続く中でお目当ての製品を買うには、根気強く店舗に足を運ぶことが大切です。

また「どうしてもいますぐ欲しい」「中古で手に入らないか」とお考えの方は、ブランド品買取専門店での購入も一つの手段です。中古市場ではロレックス製品が多く流通しているので、新品にこだわらなければすぐに入手することも可能です。

キングラムでは、ロレックスの購入制限対象商品の取り扱いがあります。中古でも状態のいい製品を取り揃えているので、ぜひ検討してみてください。