コーチ

タビー

タビーはコーチの中でも人気の高いラインです。毎年のように新作が発売されているので、カラーや素材感など、豊富なラインナップが揃っています。フォルムは直線的でかっちりとしたものから、柔らかい曲線を描くカジュアルなものまで幅広い点が特徴です。デザイン面においては、T字型のフラップ（蓋部分）に配置された「C」の金具が目を惹きます。また、付属のストラップを使うと、ハンドバッグとしてだけでなくショルダーバッグやクロスボディバッグとして活用できる点も魅力といえます。

シグネチャー

シグネチャーは、コーチの代表的なラインであり、2001年に誕生しました。その特徴的なデザインは、ブランドのイニシャルである「C」を重ねたモノグラム柄で、特に「オプティック・シグネチャー」は人気があります。定番のブラックやブラウンに加え、鮮やかなカラーも取り揃えられており、幅広いスタイルに対応しています。このラインは中古市場でも安定した需要があり、特に人気のデザインは高値で取引されます。

オプアート

オプアートは1993年に発表されたコーチのマディソンコレクションの一部で、その中でも特に人気を博したシリーズです。デザインは、1960年代にブームとなった「目の錯覚を利用した絵画や彫刻の様式」である「オプティカル・アート（Optical Art）」からヒントを得ています。

「マディソンコレクション」は、ニューヨーク・マディソン街の持つラグジュアリーな雰囲気がコンセプトであり、高級な素材を使ったアイテムが多いです。そのため、オプアートにもサテン生地やパテントレザー（エナメル加工したレザー）などの素材が使われています。シグネチャーとの違いは、「C」の書体や太さが異なる点です。オプアートは「C」のロゴを規則的に並べたデザインのため、シグネチャーよりモダンな印象になります。

ソーホー

ソーホーは、ニューヨークにあるソーホー地区が名前の由来となるラインです。2000年代に人気を博して以来、コーチを代表するバッグとして様々なカラーやデザインが展開されてきました。ソーホーは、馬蹄（馬のひづめ）をイメージするU字型の曲線的なフォルムが、女性らしい印象です。また、馬蹄には「幸運を受け止める」という意味があり、ソーホーにも同様の想いが込められています。デザイン面では、蓋部分に配置された大きめの金具や、ダブルステッチが施されている点が印象的です。内側のスペースには仕切りがなく、スマートフォンや財布などの必需品が難なく収まります。