セリーヌ

セリーヌは、1945年にパリで創業したフランスのラグジュアリーブランドです。高級子供靴店から始まり、現在はバッグ、アパレル、レザーアクセサリー、香水まで幅広く展開。ミニマルで洗練されたデザインを軸に「女性らしさと自立性を両立するアクティブな女性」をコンセプトに掲げ、シンプルでエレガントなスタイルを特徴とする世界的な人気ブランドと言えるでしょう。
 
そんなセリーヌの買取相場は、バッグであれば数万円〜十数万円ほどになります。
無駄をそぎ落としたシンプルなデザインと高品質レザーが特に人気で、ラゲージ、クラシックボックス、トリオンフ、ベルトバッグといった主要モデルは市場でも安定して高い評価を得ています。
 
買取価格はアイテムの状態によって大きく左右されますが、良好なコンディションを保ったまま売却すると、高価買取が期待できるでしょう。

セリーヌ当社最新買取金額
（2025年12月更新）

※こちらの買取価格はご売却時の買取金額です。日々の相場により、価格が変動するため、参考価格とお考えください。
詳細な価格は、実際のお品物を拝見後のご提示となります。

 
当社では、お品物の状態を分かりやすくお伝えするためにランクをお出ししております。

• N：新品・未使用で付属品がすべて揃っている状態
• S：新品同様の状態
• A：わずかな浅いキズ、汚れはあるが大変綺麗な状態
• B：多少の汚れ、キズがあり少し使用感の感じられる状態
• C：目立った汚れ、キズのある状態
• D：かなりの使用感、汚れ、キズのある状態

高価買取が特に期待できるセリーヌの人気モデル

エレガントで洗練されたデザインが人気のフランスの老舗ファッションブランドで、近年では特に以下のアイテムの人気が高まっています

●ブギーバッグ
2002年に販売され、セリーヌでチーフクリエイティブデザイナーとして活躍したマイケル・コースによってデザインされたバッグです。 特徴的な見た目から買取人気が高く、希少性の高い商品として知られています。近年、セリーヌは人気が上昇しており使用感があるものでも高価買取となりやすいため、売り時です。

●ラゲージバッグ
当店の平均買取相場はAランク10～15万・Bランク4～8万になります。2010年に発売された人気モデルで買取市場で高値で取引されています。無駄な装飾を省いたシンプルなデザインが特徴です。なお、ラゲージはサイズ展開が多いモデルなので、モデルにより金額が異なります。

●トリオンフ
買取相場は数万円から20万円前後まで幅広く、さまざまなアイテムをお持ち込みいただいています。トリオンフはフランス語で「勝利」を意味し、CELINEの歴史や成功、卓越したクラフトマンシップを象徴するシリーズです。高品質な素材を使用し、軽量かつ機能的な設計で、日常からフォーマルまで幅広く活躍します。

 
●ベルトバッグ
5万円前後から10万円前後の製品を中心にお持ち込みいただいています。ウエストに装着して手ぶらで快適に過ごせる実用的なアクセサリーで、上質なレザーや耐久性に優れた素材を使用しています。コンパクトながら必要な小物を効率よく収納でき、調節可能なストラップにより多彩な着こなしが楽しめます。

セリーヌ（CELINE）は1945年、パリでセリーヌ・ヴィピアナ夫妻によって創業されました。創業当初は子ども向けの高級オーダーメイド靴店としてスタートし、その確かな品質と職人技が評価され、瞬く間にパリの上流階級から支持を集めました。この成功が、ブランドの揺るぎない基盤を築くことになります。
 
1960年代に入ると、レディースシューズやプレタポルテ（既製服）へと事業を拡大。セリーヌが提案したのは、シンプルで実用的でありながらエレガントさを失わないデザインでした。この普遍的な美しさは、パリの洗練されたスタイル「BCBG（Bon Chic Bon Genre）」の象徴となり、世界中の女性に愛されるブランドへと成長します。
 
この時期、創業者の車が凱旋門近くで故障した際、周囲を囲む鎖から着想を得て誕生したのが、現在もブランドを象徴する「トリオンフ」ロゴです。1970年代にはこのモチーフを総柄にした「マカダム柄」が登場し、クラシックな人気を確立しました。
 
1987年には世界最大のラグジュアリーグループ「LVMH」に加わり、セリーヌは一気にグローバルブランドへと進化します。その後も時代ごとに著名なデザイナーがブランドを刷新。特に2008年から2017年までのフィービー・ファイロ時代には、「ミニマル」「ジェンダーレス」といった新しい美学を打ち出し、「ラゲージバッグ」「トリオバッグ」「ベルトバッグ」などの名作を生み出しました。
 
2018年にはエディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターに就任。ブランドロゴの刷新やメンズラインの導入、「トリオンフ」モチーフの復刻を通じて、伝統とモダンなストリート感覚を融合させました。さらに2025年7月にはマイケル・ライダーが新ディレクターに就任し、過去の名作への敬意を保ちながらも、ジェンダーレスで遊び心のある新コレクションを発表。大阪・関西万博のフランスパビリオンで特別展示を行うなど、グローバルに注目を集めています。
 
セリーヌは、伝統と革新を絶妙に融合させながら進化を続けるブランドとして、今も世界のファッションシーンに確かな存在感を放ち続けています。